「そろそろ塾に行かせようかな」
そんなことを家族で話し合うことありませんか?
しかし、いざ塾を調べてみると大手塾から個人塾まで千差万別。場所を問わないオンライン塾まであります。
以前に比べ、塾の形態も多様化しており、どれを選んでいいかわからない…
と悩んだときは、この記事をお子さんに合った塾選びの参考にして下さい。
①塾に通う目的をはっきりさせよう
「学校の授業理解があやふやなのに、難関高校受験対策を行っているスパルタ式の学習塾に入る」「基礎力はすでに身に付いていて応用問題に取り組みたいのに、基礎学習に力をおいている学習塾に入る」などでは、明らかに子供が持つ学習ニーズを満たすことはできません。
周りの雰囲気に流されて何となく学習塾に入る生徒もいますが、明確な目的を持たずに安易に塾を選んでしまうと、入塾してから「こんなはずではなかった」と後悔する可能性が高まります。
「基礎学力が身に付いていないので、まずは学校の授業を理解できるようになりたい」「数学だけが苦手なため、数学だけ集中して指導を受けたい」「基礎項目は自分で学習できるので、塾では高校受験を意識した応用問題演習に取り組みたい」など、なぜ塾に通いたいのかの目的をそれぞれ明確にすることから始めましょう。
②授業形式をどうするか?
どのような授業形式を取っているかは、それぞれの塾によって異なります。また同じ学習塾でも複数の授業形式を採用しており、ニーズや希望に合わせて選べることも。授業形式については、集団指導と個別指導、映像授業、自律学習型、オンライン塾など様々ありますので、お子様に合った授業形態を選んでいく必要があります。
③料金
塾へ通うためには、当然ですがお金が必要です。授業料は塾によって差があるので、入塾する前に確認しておきましょう。
一般的に個別型の学習塾は人件費がかかることから、集団型よりも高くなります。いくら質の高いカリキュラムを提供しているからといって、家計に大きな負担となるほどの授業料では大変です。これからどのくらいの期間通うことになるのかを考えて、家計に大きな負担とならずに払える範囲の授業料なのか見極めましょう。
塾の中には授業料を明確に提示していないところもあります。また提示されている授業料以外にも講習会費や教材費などがプラスされていく塾もあるので注意しましょう。
そのため、最初の段階で1年間でかかる費用を聞いておきましょう。
はっきりと答えられない塾はオプションなど後から追加があることが多いですので、避けたほうがいいでしょう。
④場所・周りの環境
場所は塾周りの環境も大切な判断要素の一つ。例えば塾が学校や自宅から遠く離れているような場合、通塾すること自体が負担となってしまいます。
また夜遅くに塾の授業が終わって一人で帰宅するとなると、塾周りの環境もチェックしておきたいところ。遠すぎず、安全に通えるロケーションかどうかも確認しておきましょう。
⑤サポート体制
通常の学習指導だけでなく、子供の成績アップや適切な進学に向けてどのようなサポートをしてくれるのかを調べてください。個別相談や保護者面談だけでなく、塾によっては担任制を採用して一人ひとりの生徒にきめ細かいフォローをしているところもあります。
また、進路指導や進路相談ができるかどうかです。子供の学力と照らし合わせて、志望校選びや合格に向けた進路相談に乗ってくれる塾は頼りになるでしょう。
まとめ
多様化する社会において、塾も様々な形態があり、迷いますよね。
ただ、最終的な判断としてはその教室の塾長さんや担当講師が信頼できそうかどうかです。大切なお子さまを預けることになりますので、フィーリングでもいいので、なんか頼りないなと感じたら、避けた方が無難です。
また、無理を承知で色々お願いしてもみるのも一つの手です。「全て対応します」というところは、逆に危ないです。その塾がどこまで対応出来るのかを確認するためにも、体験授業を受けて決めましょう。
「評判がいいから」「友達が行っているから」「近いから」だけで安易に塾を選ばないようにしましょう。
上記のことをしっかりと聞いて、信頼のおける塾の先生であれば、お子さまにとってベストな塾になるでしょう。