なぜ”勉強”しないといけない?

woman, question mark, person

毎日学校に行って勉強をする・・

こんな当たり前なことにふと疑問に思ったことはないですか?私も生徒から

なんで数学を勉強しないといけないの?

国語を勉強して何の役に立つの?

なんて質問を受けます。
勉強する理由は人それぞれなので絶対的に正しい唯一解があるわけではないので、ここでは私が個人的に思う勉強する理由をいくつか挙げてみます。

もしこれを見て”なるほど~”と思って少しでも勉強へのモチベーションになってくれればうれしいです。

答え1 世界の解像度を上げる

 勉強をすると世界の解像度が上がります。解像度が上がると人生が豊かになると考えています。

見える世界の解像度を上げる例

 

ちょっとわかりにくいので例を挙げますね
子どものころ、雪って食べたくなりますよね?私は九州育ちなので、雪は珍しく、雪の降る日はテンション上がって学校に行ってました。口をあけながら走って学校まで行って「雪が口には入った!!」なんて無邪気に走り回ってました。
・・でもこれってよろしくないことなんですよね。なぜか?実は雪には空気中の不純物や汚染物質も含まれているんですね。空気中には砂埃や排ガスなど目に見えないものが含まれており、雪が作られる過程でこれらの物質が含まれる可能性があります。

危ないですよね?知っているのと知らないのとでは全く違う世界になります。
(※少量口に入れたぐらいでは健康被害はないので過剰に心配しなくても大丈夫です)

また個人的なお話をすると、大人になって子どもといく社会科見学って楽しいんですよね。子どものころはあんまりおもしろくなかったけど大人になって知識がある状態で見ると子どものころとは違う観点から見れるので”楽しい”って感じます。

 

答え2 勉強は生きていく手段

flat ray photography of book, pencil, camera, and with lens

中学校・高校・大学などを卒業すると社会に出て、仕事をしていかないといけません。でないとこの日本では生活ができませんよね。ではどんな仕事をするのか、どうやってお金を稼ぐのかを考えなければいけません。

Youtuberになる。プロ野球選手になる。料理人になる。
十人十色の仕事があります。

直接的に勉強が関係しない仕事もあります。そういったスキルや能力がある人は最低限の勉強さえすればいいと個人的には思います。

とはいえ、プロの世界でお金を稼げる人は一握り。HIKAKINさんや大谷翔平選手などのトップになれるのは一握りの中でも一握り。確率的にはかなり低いです。また、超一流という人たちはもともと持っているポテンシャルに加え、血もにじむような努力の上で今の姿があるものです。(もちろん、そういった方々ほど、統計学や心理学などに精通している方が多いです)

それに比べて勉強はポテンシャルはほぼ必要ありません。必要なのは努力量のみ。しかも努力量に比例して実力は付きます。(私が今から頑張って背を伸ばそうとどれだけ努力しても無理です。身体(ポテンシャル)に関わるものはやはり遺伝によるところも大きく関係してきます)

そういった意味では”勉強”は”平等”なのです。やればできるし、やらなければできない。当たり前なことが実現する世界です。だからこそ、いまだに学歴社会というものが残り続けていると感じています。
だからこそ手っ取り早くスキルや能力を身に付けるために勉強をするのです。

 

答え3 将来の夢のため

Word 'Dream' in white letters on lush green leaves, symbolizing growth and inspiration.

将来なりたい職業がある場合、例えば医者、弁護士、エンジニア、あるいはデザイナーや研究者など、どれも専門的な知識やスキルが必要です。そして、それらを身につけるためには、多くの場合、大学や大学院で学び、資格を取得する必要があります。特に医師や弁護士のような職業は国家試験に合格しなければならず、そのための基礎知識や学習習慣は中学や高校時代の勉強から築かれるのです。これを考えると、「勉強する必要性」は当たり前のように感じられるかもしれませんが、実際には日々の小さな努力が未来を形作る第一歩です。

また、昨今は学歴社会の重要性が薄れつつあるとはいえ、一部の企業や職種ではいまだに学歴フィルターが存在しています。現実として大学名や学歴が進路に影響することもあります。特に大手企業や専門性の高い分野では、出身大学がそのまま選考結果に結びつくケースも少なくありません。就きたい職業に向けてしっかりと準備を進めておくことは、長い人生を支える「基盤」を作ることに他なりません。

さらに、勉強は単に職業選択のためだけでなく、自分の可能性を広げるための手段でもあります。
夢を具体化するためには、現実的なステップが必要です。そして、その最初の一歩が「学ぶこと」に他なりません。

 

答え4 新しいことを知るため

A man observing through binoculars surrounded by stacks of vintage books indoors.

勉強をすると、今まで知らなかったことがわかるようになります。これは勉強の大きな魅力の一つと言えるでしょう。人は元来、個人差はあるものの知的好奇心を持った動物です。この知的好奇心こそが、学びの原動力となります。

例えば、難しい問題が解けたり、新しい知識を得たりすることで、「もっと知りたい」「さらに深く理解したい」という気持ちが生まれます。そして、その気持ちが次の勉強へと繋がるのです。いわば、勉強は知的好奇心を刺激し、その刺激がまた新たな学びを生むという、良い循環を作り出していくのです。

たとえば、子どもがある日、「なぜ空は青いの?」と疑問を抱いたとします。この問いに対して調べたり、学んだりすることで、大気中の光の散乱という現象を知ることができます。そして、「光にはさまざまな色があり、それぞれ波長が違う」という知識に触れると、「じゃあ、虹ができる仕組みは?」「光の色の種類はどれくらいあるの?」と、さらに知りたいことが次々に湧き上がってくるかもしれません。これこそが、知的好奇心の力です。一つの「なぜ?」が次の学びを生み、知識が広がる感覚は勉強の醍醐味の一つです。

また、知ることで得られる喜びや満足感も重要です。新しいことを知ったり理解したりすることで、「自分は成長している」と感じられる瞬間は、子どもにとっても大人にとっても非常にポジティブな経験です。このポジティブな体験は、勉強への前向きな気持ちを育てる土台になります。実際、何かを学び、それを他の人に教えたり共有したりすることを楽しむ人も少なくありません。これは、知識が単なる情報ではなく、自分の中で価値あるものとして根付いていく過程だと言えるでしょう。

勉強の魅力は「解決できる喜び」だけでなく、「新たな疑問を見つける楽しさ」にもあります。学ぶ過程で新しい視点やアイデアに出会うと、さらに広い世界を知りたくなるものです。このようにして、知的好奇心がくすぐられ、さらなる知的好奇心によって「もっと勉強しよう」という意欲が生まれていきます。学びは終わりのない冒険のようなものと言えるでしょう。

このサイクルは、子どもだけでなく大人にも当てはまります。大人になっても学び続けることで、世界がより広がり、新たな発見に出会えます。つまり、勉強は「終わりのない楽しみ」であり、生涯を通じて知的好奇心を満たしてくれる大切な活動なのです。

 

 

 

まとめ

いかがでしょうか?人によって勉強する理由は違います。もちろんこれ以外の理由もあります。私個人的に一番心にしっくり来たのは”解像度を上げる”です。私がこれを聞いたとき一番納得しました(元ネタは忘れてしまいました。すいません)

勉強は時々難しいこともあり嫌になることもたくさんあります。けれど、頑張ることでできることが増えて、将来の自分の役に立つことがたくさんあります。きっと今、君が頑張っていることは無駄にはなりません。勉強とはそういったものです。これを見て『よし、あとちょっと頑張ろう!!』と思って勉強してくれると嬉しいです。

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