【中学生】高校選びで後悔しないために知っておきたい5つのポイント

高校選びは、進路の分岐点とも言える重要な選択です。志望校に合格することがゴールだと考えがちですが、入学後の学校生活が想像と違ったり、進路のミスマッチが生じると後悔するケースも少なくありません。

「もう少し調べておけばよかった」
「自分に合った学校を選べたかもしれない」
などと後から感じないように、学校選びの際には慎重な判断が必要です。

令和4年度において高校中退した人は43,401人、(1.4%)、不登校の人数は60,575人(2.0%)となっています。

児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果

中退・不登校がネガティブなことではありません。ただ、せっかく受験勉強を頑張って志望校へ入学したのであれば、悔いのない高校生活を送ってほしいと思います。

志望校選びで後悔しないために、事前に知っておくべき5つのポイントを紹介します。思い描いた高校生活を送るためにも、ぜひ参考にしてみてください。

①学力だけで選ばない

高校選びで重要視されがちなのが偏差値ですが、それだけに頼って学校を選ぶのは危険です。合格すること自体が目標になってしまい、入学後に「思っていた学校生活と違った」と後悔する生徒も少なくありません。

例えば、学力が十分でも、学校の校風や学習方針が自分に合わない場合、モチベーションが続かず、成績が思ったほど伸びなかったり、学校生活が楽しく感じられなかったりすることがあります。

そのため、偏差値以外にも自分に合った環境を見つけるために、学校見学やオープンスクールへの参加をおすすめします。実際に校舎の雰囲気や先生、生徒たちの様子を確認することで、自分に合った学校かどうかをより具体的にイメージすることができます。

ただ、注意点としては学校見学やオープンスクールは作られたもの、でありますので、それがすべてとは思わないようにしましょう。実情と異なる部分もありますが、それでも学校の雰囲気や先生や生徒の様子などは感じ取ることができます。


②学校のカリキュラムと進路指導をチェック

自分の目標に合ったカリキュラムや進路指導が整っているかどうかも、学校選びにおいて重要なポイントです。特に大学進学を目指している場合は、学校がどのような進路指導を行っているかを確認することが大切です。

課外活動がどれだけあるのか?課外は完全任意なのか?志望校対策は細分化されているのか?など大学受験に向けてのサポートを把握しておきましょう。

大学進学率が高い学校でも、サポート体制が十分でなければ、目標の大学に進学できない可能性があります。進学実績だけでなく、学校がどのように生徒を支援しているかを見極める必要があります。

学校説明会では、進路指導の方法や実績、どのようなサポートがあるのかを詳しく質問してみましょう。推薦制度が充実しているか、進学指導が個別に行われているかも確認しておくとよいでしょう。


③通学時間と生活リズムのバランス

志望校がいくら自分に合っていても、通学時間が長すぎると体力的に厳しくなり、勉強時間が削られることがあります。毎日の通学時間が1時間を超える場合、時間的な負担だけでなく、体力的な負担も大きくなり、結果的に勉強に集中できなくなることも…

例えば、通学に片道1時間半かかる学校を選んだ生徒は、最初のうちはやる気があっても、長時間の移動が徐々に負担になり、最終的に学校生活を楽しむ余裕がなくなってしまうことがあります。

朝は何時までに学校に行かないといけないのか?その時間に学校に行くために、朝は何時に起きないといけないのか?学校が終わって家には何時につくか?などタイムスケジュールをイメージしながら無理がないかを考えていきましょう。

志望校選びの際は、通学時間が自分の生活リズムに合っているかをしっかりと考慮しましょう。可能であれば、実際に通学ルートを試してみて、自分にとって無理がないか確認することも大切です。


④学校行事や部活動の充実度

高校生活は学業だけでなく、学校行事や部活動などの課外活動も重要な要素です。自分が楽しめる部活動があるかどうかや、学校行事が充実しているかを確認することで、学校生活全体を豊かにすることができます。

例えば、スポーツに熱心な生徒は、強い運動部がある学校を選ぶことで、部活動を通じて充実した学校生活を送ることができます。また、文化系の行事が盛んな学校では、演劇や音楽、文化祭などに参加することで自己表現の場を得ることができます。

学校見学や説明会では、部活動の種類や行事の盛り上がり具合を確認することが重要です。さらに、在校生に直接話を聞く機会があれば、よりリアルな情報を得ることができます。


⑤卒業生や在校生の声を聞く

学校説明会やパンフレットに載っている情報だけでは、その学校のすべてを知ることは難しいです。そこで、実際にその学校を卒業した生徒や在籍している生徒の声を聞くことが重要になります。経験や感じたことは、学校選びにおいて非常に参考になります。

例えば、「進学実績が良い学校だけど、実際の授業は難しかった」というような生徒の意見や、「部活動が充実していて友達がたくさんできた」というポジティブな声など、リアルな体験談は、パンフレットでは得られない情報を提供してくれます。

口コミサイトやSNS、学校のインタビューなどを通じて、実際の卒業生・在校生の意見を調べてみましょう。卒業後の進路や就職先についても知ることで、学校選びの参考にできます。


まとめ

以上の5つのポイントを参考に、志望校選びを慎重に進めることで、後悔のない進路選択がしていきましょう。学力や偏差値だけでなく、生活全般や将来の目標に合った学校を選ぶことが大切です。しっかりとリサーチを行い、自分にとって最適な学校を見つけましょう。

 

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